NIIGATA ADMANS BLOG

広告代理店で働きながら、新潟生活をつづります。アルビレックスに関わる仕事が中心です。

第95回高校サッカー選手権大会、決勝戦。

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第95回、高校サッカー選手権大会の決勝戦を観戦してきました。

埼玉スタジアム2002には42,000人ほどの観客がつめかけました。

 

前橋育英群馬県代表)vs 青森山田青森県代表)という好カード。

私にとっては母校である育英と仕事でお世話になっていた山田という、

思い入れの深い学校同士の決勝戦。

しかも、両校ともに初優勝をかけた一戦となり、居ても立っても居られずに

埼玉まで日帰りで行ってきました。

 

前橋育英は強豪校として知られながらも決勝戦まで進出したのは一昨年が初めて。

その時は世代別日本代表選手を擁し優勝候補に挙げられる戦力を有していたものの、

延長戦の末、星稜高校(石川県代表)に敗れ、惜しくも準優勝に終わりました。

 

今回のチームは全国的にも目立った選手はおらず、高校総体出場も逃すなど、

選手レベルもチーム実績も決して選手権での躍動を期待できるものではありませんでした。

私も正直に言って、決勝まで進むと思っていなかったので驚きでした。

 

対する青森山田も同じく全国にサッカー強豪校として知られているものの、

7年前に準優勝して以降、ベスト4の壁をなかなか破れずにいました。

今回のチームは優勝候補筆頭。

世代別日本代表選手を抱え、Jリーグユースも含めた大会で優勝するなど、

選手権初優勝への準備万端で今大会に臨んできました。

 

普通に考えれば、圧倒的に青森山田有利の決勝戦。

しかし、高校生世代は圧倒的戦力差があっても試合の流れ次第で番狂わせも十分に起きます。

戦い方と試合展開次第では前橋育英にも勝機はあると思っていました。

 

その予想通り、試合序盤から前橋育英が前線からの激しいプレスと

巧みなパスワークで青森山田ゴールに果敢に攻め入ります。

とにかく先制点がほしい、この一心だったと思います。

圧倒的実力差を埋めるには精神的に有利に立つ状況を作るしかありません。

開始17分にはゴールキーパーと1対1になる決定機も生まれました。

ところが、なかなか得点ができません。

育英の攻撃が空振りに終わる中で徐々に青森山田も攻撃態勢を整えてきます。

チーム全体で攻撃姿勢になっていた育英に対し、カウンター気味に先制点を奪取。

前半終了間際にも育英が同点機を逸した直後に追加点を奪うことに成功。

 

結果的にこの2点がその後の試合展開を決めてしまいました。

後半は明らかに自信を失った育英に対し、山田の猛攻が始まります。

3点を追加して5ー0の大差で青森山田が初優勝を飾りました。

 

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実力差から見れば妥当な結果となりました。

ただし、前橋育英の前半序盤の戦い方は番狂わせの可能性を十分に感じられました。

決定力の差が最終的には大きな点差となってしまいました。

先制点と同点機を逃さなければ…と、育英ファンには悔やまれるシーンが何度もありました。

来年以降の再挑戦を期待します。

 

ここ最近、バスケ観戦三昧でしたが、やはりサッカー観戦も面白い。

来月にはJリーグも開幕します。

今度はアルビレックス新潟の戦いに胸馳せるとしましょう。

「サッカー選手の正しい売り方」を読んでみた。

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小澤一郎氏の「サッカー選手の正しい売り方」(カンゼン社)を読んでみました。

 

年末年始にかけて暇な時間が多いと思い、

日頃なかなかできなくなった読書でもしようかと考え書店で手にした一冊。

2012年発行のため情報がやや古いですが、

日本人サッカー選手の移籍について知ることができます。

(誤字脱字が多いのが第一印象)

 

本著が発行された時期は日本代表クラスの0円移籍が相次いでいました。

岡崎慎司選手の移籍で表面化したこの問題についての検証を中心に、

・Jクラブの海外移籍に対する認識

FIFAルールに基づく欧州クラブの移籍に対する常識

・代理人との付き合い方

・日本人サッカー選手の海外市場価値の高め方

などについて書かれています。

 

結論から言うと、日本独自のガラパゴス化されていたJリーグの移籍システムを捨て、

国際基準に沿った移籍システムへ移行する必要があるということ。

選手を「抜かれる」という意識ではなく、

選手を「売り込む」意識で海外クラブと付き合っていく必要があるということです。

 

個人的にもその通りだな、と思います。

発行から4年経った現在の日本サッカー界ではすでにそういう体制になっているかもしれません。

私がサッカー専門学校にいた頃、すでにアマチュア選手を対象とした

欧州(とくに東欧)への移籍斡旋ビジネスに取り組む企業もたくさんありましたし。

お金さえ出せばある程度のレベルの選手なら海外リーグでプレーすることは可能な時代。

高額な学費を払ってまで日本の専門学校でサッカーをさせようとしていた我々も、

戦略の転換が急務だと感じていました(結局、できませんでしたが)。

 

とはいえ、本著でも指摘しているように、

日本人選手に高い市場価値を感じる海外クラブはまだまだ少ない状況です。

いきなり高額な移籍金を求めるというより、

長友選手のような段階を踏んだ戦略を組む必要性はありそうですね。

とくに日本での実績もない選手は。

ただ、この考え方はいまやJクラブというより、

以前働いていたサッカー専門学校のような選手育成機関で取り組むべきかと思いました。

Jクラブで実績ある選手の海外市場価値は高まっているでしょうから。

(CWC2016の鹿島アントラーズのレアルとの試合がいい例)

 

現在、なぜか私のところに韓国からの選手売り込み相談も増えているので、

なかなか参考になる本でした。

仕事始め2017。

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いよいよ仕事始めとなりました。

今年は酉年🐔ということもあり、みんな新年の挨拶では飛躍飛躍と言っていました。

抱負を語るときの心境が果たしていつまで続くのか…。

 

年末年始は関東で過ごし、親戚や友人と話をする機会が増えた中で、

改めて新潟という環境は他県と比較すると異なる点が多いと気づきました。

良くも悪くもです。

 

新潟に来てから地元で幅をきかせる大きなグループ企業に所属しておりますが、

今のスタンダードは決して社会のスタンダードではないと気づいていながらも、

いつの間にか染まってしまっている自分がいたり。

そのスタンダードに乗っからないとグループ内での人間関係や評価に支障が出たり。

その煩わしさから解き放たれたいと思いながらも、

ここに所属しているからこそ出来ることもあったり〜と、悩ましい状況が続いております。

 

自分のキャリアビジョンをしっかりと描き続けながら、

いま置かれてる環境で目の前のクライアントやそこに関わる人たちを

HAPPYにできるよう今年も邁進していきます。

2017年のスタートはバスケ観戦から。

明けましておめでとうございます。

環境が大きく変化した2016年も終わり、

2017年は新環境をより安定したものにするための1年となりそうです。

 

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帰省ついでに東京の代々木体育館までB.LEAGUEを見に行ってきました。

新潟アルビレックスBBアルバルク東京の一戦です。

今年もバスケにどっぷり浸かる1年となりそうです。

 

肝心な試合の方は強敵東京に対し力の差を見せつけられた敗戦となりました。

前回の千葉戦同様、1Qは20−20で双方の得点力の高さが見られました。

しかし、新潟は外国人以外がシュートを外しはじめると途端にリズムが崩れます。

攻撃パターンが単調になり、相手の守備網に引っかかり得点できない時間が続きます。

その間にじわじわと点差を広げられ敗戦。

千葉戦とまったく同じ展開でした。

最終的なスコアは68–77と9点差。

20点差はつくかな、と思ったので最後まで何とか僅かな希望を持って見られました。

 

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アウェイ観戦に行った際、試合内容よりも運営の方に関心がいきます。

東京は試合以外にあまり見所がない運営ですが、

一点だけオンリーワンの企画がありました。

 

女性が好む香りを会場内に漂わせる企画。

写真の上部に白い靄が見えますが、それが香りの元。

高級ホテルのラウンジのような香りがする…気がしました。

 

 

さぁ、2017年もスポーツで新潟の人たちにHAPPYな時間を過ごしてもらえるよう頑張りましょう。

なんとか、会場は白に染まりました。

長岡で過ごす初めてのクリスマス。

バスケの試合運営でしたが、興奮と失意の2日間となりました。

 

アメリカ帰りの冨樫選手(新潟出身)のほか、

日本代表選手を数名ようする強豪チームと千葉ジェッツとの一戦でした。

選手層は明らかに新潟が劣っている上、

13連勝と波に乗った千葉を迎えるという状況。

正直、2連敗は覚悟の上臨んだ試合となりました。

 

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今回の試合はクリスマスゲームということで、

『WHITE PROJECT』という企画も実施しました。

会場を白に染めよう!の合言葉のもと、選手たちもホーム開催試合初のアウェイユニ着用。

クリスマス限定Tシャツの販売、オリジナル応援ビブスの配布を行いました。

4000枚のシャツ、またはビブスを無料配布するのは初の試み。

新潟のホーム戦はなかなかチームカラーで客席が染まることがありません。

なんとか、今回は成功させたいという想いで企画しました。

 

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我々の想いが通じたか、2日目の試合は4080名のお客様ほぼ全員が着用。

会場を白に染めることができました。

 

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やっぱり皆で同じ格好して応援するといつも以上に熱が入りますね。

会場の一体感も格別だったような気がします。

 

肝心な試合結果は、1日目は大興奮。

今シーズン一番盛り上がったのではないか、と思うほどの盛り上がりでした。

強豪チームと試合終盤まで競りながら、最後は1点差の大金星。

 

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終了のブザーが鳴った瞬間。新潟ベンチはもちろん、観客総立ちで喜びました。

千葉の13連勝を止めたこともさることながら、

点の取り合いを制した好ゲームに感動させられました。

 

さて、明けた2日目。

年内最後の試合は前日の興奮冷めやらぬ中、4000人を超えるお客様が来場。

地元テレビ局の中継もあり、試合前から連勝への期待感がそこら中から溢れていました。

第1Qは前日同様、一進一退の攻防となり嫌が応にも期待感は高まります。

しかし、淡い期待は一瞬のうちに消されてしまいました。

第2Q途中から徐々に徐々に差がつき始め、終わってみれば37点差の大敗。

あわや40点差つけられそうな展開でもありましたが、

途中で帰る方もほとんどおらず、皆様、最後まで声援を送ってくれました。

 

年内最後の試合を勝利で終わらせることはできませんでしたが、

連敗覚悟の千葉との一戦を一勝一敗で乗り切ったことは評価に値しますね。

年明けは早々から同じく強豪チームの東京との連戦が控えています。

ゆっくり休養して代々木でも一勝一敗くらいで幸先の良いスタートを切ってほしいものです。