現代サッカー選手は120分戦える体力が必要。
今年のクラブW杯は本当に盛り上がりましたね。
開催国代表の鹿島アントラーズがアジア勢では初の決勝進出を果たしただけでなく、
欧州王者のレアルマドリーを後半途中までリードする、まさかの展開。
日本中のサッカーファンが「もしかすると…」とこの日ばかりはアントラーズの応援をしていたことでしょう。
私も秋田遠征からの帰路でスマホ片手にテキスト速報を更新していました。
最終的には延長戦に力尽きて負けてしまいましたが、
日本サッカー界に新たな希望の風が吹き込んだのは間違いありません。
延長戦で力尽きたアントラーズを見ていて思い出したのが、
今年の2月にサッカー専門学校のイベントで山本昌邦氏をお呼びした時の話です。
「現代サッカーでは120分戦うつもりで準備する必要がある」
山本さんは2014年W杯ブラジル大会の決勝を引き合いに出し、
戦術分析・構築が発展を遂げた現代サッカーでは90分で決着がつかないことも多々ある。
延長の30分を戦い抜く力を持っているかどうかが勝敗の決め手となる、と話していました。
まさにその通りの結果となりましたね。
各国を代表するスタープレーヤーと対等に渡り合ったアントラーズ選手も、
延長に入った途端、力量の差が明確に表れてしまいました。
Jリーグの規定上、リーグ戦で120分戦える土台を作るのは難しいと思いますが、
今後、アジアや世界で成績を求めるなら選手の体力作りの概念を改める必要がありそうですね。
さすが日本を代表する名将、山本昌邦さんですね。
写真撮影時からまだ1年も経っていないのですね。
すでに結構昔のような気がします*